介護の仕事をしていた際、女性の方を介護するのですが、私自身、女同士であっても介護を受けている方から感謝されたことはないです。
介護の仕事って、あまり言いたくはないんですが、周りからしてみれば、お金を払って介護をしているというより、お金を払っているから介護をしろっていうニュアンスなんです。
その為、デイサービスのお仕事でしたがまず、感謝されたことはないです。
一番厄介だったこととしては、介護補助が必要な方の着換えなどを用意してもらうんですが着換えを用意してもらっていなかった場合、こちらが着換えを用意してそのまま施設に寝泊まりをしてもらいます。
その際、こちらが用意した着換えを持って帰られたりすることもあり、そのことを伝えると、人の祖母を盗人扱いしたといわれたりしたことが結構あります。
これは、私が担当している女性だけに限らず、ほかの先輩方もそういったことを言われ、中には訴えられた人もおり、馬鹿らしくなり仕事を辞めてしまう人が多いのです。
介護の仕事って別に誰かに感謝をされるためにやっているわけではないんですが苦情を言われたり、無理な要望を聞き入れるために働いているわけではないんですね。
その為、訴えるとか、苦情を言われれば言われるほど、介護という仕事に対しやる気と人を助けたいという意識が薄れていくんです。
そうなると、もはや、介護を続けていくことが難しくなり、私は介護の仕事を辞めたというわけです。
介護の仕事で一番つらいことは人にもよるんですが入浴の補助やトイレの補助であるという人もいれば、利用者のお客様から苦情を言われることが苦痛であると考える人もいます。
私の場合は利用者の家族からの苦情で、まったくこちらに非がなく、注意をしただけで名誉棄損だと訴えられそうになったことです。
どんな仕事でもそうですが、自分が訴えられるかもしれないというリスクがあるお仕事を続けていくということは難しく、デイサービスのお仕事で人材が不足する理由はここにあると思います。
要は、訴えられてまで仕事をしたいかと言われると、みなさんそうではなく、別の仕事を探します。
特に若い看護師の人ほど辞めていってしまうのは仕事を探すことができるからです。
40代の女性の方の場合、20代の女性と比べると定職につけるかどうかが難しいから介護をしているのに過ぎないのです。
私の場合、年齢的に見て30過ぎでしたので新しく定職に就くのは難しいと思われましたが、事務の仕事に就けましたので問題はないですが、今だ、介護の仕事をしている同僚もいることを考えると、同僚の方たちにはかける言葉もないです。