ヒロニャン情報局

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お見合いを断ったがためにしくじった話

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私にお見合いの話がきたのは、28歳の時でした。知人の建築会社の社長さんの薦めだったのですが、乗り気ではありませんでした。
なぜかというと、当時の私は、お見合いというものにあまり良いイメージがなかったんです。せめて写真だけでもと言われたのですが、お断りしたんです。おそらくタイプでなないだろうと、勝手に考えてしまったんです。

「先方に面目が立たない」
ガッカリしている社長さんを見かねて、私は知り合いのU田さんを紹介しました。彼氏が欲しいといつも言っていたし、年齢も私より少し若いぐらいです。性格もよく、家柄も悪くないので十分だと思いました。
U田さんに話すと、彼女もかなりノリノリでした。話を聞いてみると、お見合い結婚に元から憧れがあったというんです。
社長さんにも感謝されて、私はホッとしました。そして、私はこのお見合いを受けなかったことが、大きなしくじりになると、後から知ることになるのです。

お見合いから、数日後。私は、U田さんに偶然会いました。彼女は、目をキラキラさせながら、私にお礼を言ってくるんです。
「すっごく素敵な人をありがとうっ」
彼女の表情は、今まで見たことがないぐらい輝いていました。話を詳しく聞いた私は、自分がいかに損をしたのかを知りました。

お見合い相手の人は、地元では名のしれた旅館の跡取り息子で、その規模もかなりのものだというんです。
おまけに、顔がとってもイケメンで、ある人気俳優にそっくりだというんです。私は、唖然としました。
お見合いの場所も、超一流のレストランを貸しきって行われ、まるでお姫様のような気持ちになったと言われました。

私は、自分がとんでもないチャンスを得ていたことに、やっと気がついたんです。でも、まさか文句を言うわけにはいきません。私は、ひきつりそうな笑顔をグッとこらえました。なんとか笑顔で「良かったね」というのが精一杯でした。
それから、U田さんは変わりました。ブランドもののファッションやアクセサリーを身に付けるようになり、年に何回も海外旅行に行くようになりました。
そして、1年後には結婚をして、彼女は若女将という地位に就きました。あのとき、私がお見合いを断らなかったら、彼女の地位は私のものだったかもしれない。そう思うと、悔しくて仕方ありません。ですが、それはすべて私が自分で選んだのです。
40代となっても、なかなか結婚できない私は、時々このしくじりを思い出しては後悔しています。



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