ヒロニャン情報局

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ゴルフ場のコース管理スタッフでの実体験

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数年前「身体を動かす仕事をしたい」と思い、小高い丘の上にあるホテルに併設されたゴルフ場のコース管理スタッフとして働き始めました。ホテルとゴルフ場は韓国経営で、部長や課長といったポジションは、みんな韓国人の方でした。

わたしが配属になったコース管理部は、パクさんという40代の男性部長以外、みな日本人の兼業農家の方が多かった印象で、草刈りや伐採といった作業はみんなお手の物で、わたしは着いていくのが精一杯でした。拘束時間は長いものの、緑の中でのんびり働けるし「何より体を動かす」という目的は達成されたので、とりあえず毎日仕事を楽しんでいました、シフトの管理方法を知るまでは。

ここで、休みの取得ルールについて説明すると、31日月が8日間、30日月が7日間で、希望を提出してシフトが組まれます。人数は揃っていたので、シフトは大体希望通りになるのですが、それ以外に支給されいる10日間の有休の取得ルールが、酷いのです。その消化ルールというのが「数ヶ月に1度の休館日に開催される社内コンペの日のみ可」という、暗黙のルールです。ゴルフクラブすら持ってないわたしの様な、社内コンペに参加しないスタッフは、通常の休みとして扱われます。

更に、急病や不幸などでも有休が使えず、みんな、31日月の8日間の休みを7日間にして「休みを貯金する」っていう酷い休暇システムなのです。実際、インフルエンザに罹ったAさんは、貯金した休みと31日月の休みを前借りして、5日間の休みを取ろうとしても認められず、3日で復帰させられてました。

「なんてこと...」と思っていた矢先、こんなこともありました。「邪魔なので、この木を切りましょう」こんな社長の一言で、どんな大木でも撤去作業が始まるのですが、コースを傷めるので重機などは使えず、すべてが手作業で、一日がかりの重労働。そんな私たちを労い、社長から「これで缶コーヒーでも飲んでください」とプレゼントされた¥5,000-は、パク部長がネコババ。全員の頭に?が浮かんだのを見た日本人のリーダーさんが、自腹でわたし達に缶コーヒーを配ってくださってました。定年を迎えた、その日本人リーダーさんの送別会の日に現れたパクさんは「何で私が払わないといけなんですか!」と、会費未納で飲み食いしてました。それを見て「ココで一生働くのは難しいな」と思ったわたしは数ヶ月で退職し、わたしの後に入って来た男の子も退職してたのも自然な事だと思いました。ゴルフ場のコース管理スタッフとして働いた、わたしの体験談です。



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