ヒロニャン情報局

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DVに耐える娘

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子育てで苦労したことはありませんが、子供の人生が不遇で何度泣いたか知れません。

まだ20代前半の娘が、父親ほどの男性と結婚しました。

どこで知り合ったのかわかりませんが、家に男性を連れて来た時にはすでに娘は妊娠していて、籍を入れることを認めるしかありませんでした。

男性は堅気の人ではなく籍を入れたあと、すぐに刑務所に入ってしまいました。

私も夫も、娘に離婚を勧めましたが、どうしても嫌だと言います。

あげくの果てに、私達がうるさいからと縁を切って家を出て行きました。

私も夫も心配しながら過ごしていましたが、4年後になって娘が突然女の子を連れて帰って来たのです。

その女の子は、お腹にいた子だとすぐにわかりました。そして、また妊娠していることは娘のお腹を見てわかりました。

「同じ人の子供なの?」と聞くと娘は頷きました。

その娘の顔が殴られたとわかる痣がついているのに胸が痛みました。

右目の周りが青く腫れていて、目の白い部分が出血で赤くなっていました。

男性は刑務所に入ってから3年後に出所して娘と暮らし始めたました。

自分が刑務所に入っている間に生まれた長女をまるで他人の子供のように疎んじて、長女を可愛がる娘が憎らしく思って暴力を振るっていたのでした。

逃げて来た娘をなんとか守らなければと思いました。

今度は別れてくれるだろうと思って離婚をするよう言いましたが、それでもお腹の中に子供がいるからと、また帰っていきます。

夫はそれが歯痒いと、男泣きしました。

男性は自分が出産に立ち会った長男は溺愛しました。

自分の子であると実感ができたのでしょう。

でも、刑務所に入っていた間に生まれた長女には見ていて痛々しいほど邪険にしていました。

何度か長女を私達が引き取ろうかと話を持ちかけましたが、娘は長女と離れるのを嫌がり断固として断ってきます。

そして長女を守るために男性のDVに耐える生活をしています。

何度帰って来ても、また男性のもとに戻ってしまう。

男性の性質に問題があるのはもちろんですが娘の育て方が間違っていたのかと、夫と私は日々話し合っています。

せめて長女だけでも引き取れないかと、今は弁護士に相談していますが、両親が揃っている中で、まだ危害は加えられていないので、娘達から引き離すことはなかなか難しいようです。

せめて長女が自分の意思を示せるようになるまでは、月に何日か預かって思い切り甘えさせ大切に接してやるしかないと思っています。



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