小学校3年生の娘が朝起きると、「お腹が痛い」「頭が痛い」と言うようになりました。熱をはかっても平熱ですが、顔色が悪くてすごく辛そうなので休ませました。
週に2～3回はこんな風に休むようになり、病院へ連れていって相談しましたが原因はわからずじまいでした。
「今日は学校、休もう」と言うとすごく安心したような顔をして、急に元気になるんです。なので、もしかして学校で嫌なことがあるのかもしれないと思いました。
そこで、ある日寝る前に娘に「悩んでいることがあったら、お母さんに何でも話してね」と言ったんです。すると娘が学校で男子2人に悪口や軽い暴力を受けていることを話してくれました。
どうしていじめのことを話してくれなかったのかと驚いて言うと、「お母さんを悲しませたくなかったから」と言われて、一緒に泣きました。
担任が20代の女性の先生なのですが、いつもニコニコして感じが良いんです。だからいじめの相談をしたら親身になって聞いてくれるだろうと思いました。
娘がクラスの男の子に毎日「ブス」「キモイ」と悪口を言われていること、背中を押されたり腕を強く掴まれたりなどもされていることを話すと、先生は事実を確認すると言いました。
翌日先生から、「確認したら、2人はそんなことしていないって言っていました。勘違いだと思いますよ」と明るい声で言われたんです。
「確認したって…いじめをした本人に聞いてもしていないって言うにきまっていると思うんですけど…」と言ったら、先生は「私も見たことがないですし、クラスメイトも見たことがないって言っているので」ときっぱりと言われてしまい、電話を切るしかありませんでした。
とても悔しかったのですが、私は娘に「先生が男子に注意したみたいだから、明日は学校へ行ってみよう」と話しました。しかし、次の日も男子2人に悪口を言われて娘は泣いて帰ってきたんです。
その後何度も先生に相談しましたが、「大丈夫、注意しています。みんな良い子ですし、クラスでいじめはありません」と言われるだけでした。
明るくて優しい担任の先生だと思ってましたが、嫌なことや都合の悪いことは見ないようにしている感じがして、この人最低だなと思いました。
娘を守るために私は学年主任やスクールカウンセラー、校長先生にまで相談しにいき、そこまでして、やっといじめはなくなりました。
娘は一年ぐらい不登校になりましたが、今は登校することができるようになり本当に良かったです。
学校に行った時に、当時の担任の先生に会うことがあるのですが、目が合った時に睨まれたり無視されます。
とても感じが良いと思っていた人がこんな人だったなんて、本当に悲しいなと思います。
