ヒロニャン情報局

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派遣の契約更新がなく生活が成り立たなくなりました。

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学生の頃の先輩たちはちょうどバブルの絶頂でたくさんの企業から好条件で内定をもらっていました。

正直いってさほど勉強をしている様子もなく、サークル活動やバイトに明け暮れていたのに、なぜ有名な会社からの引き合いがあるのか不思議なくらいでした。

それからわずか数年で状況は一変しました。突然採用が控えられる就職氷河期がやってきました。

それまで先輩たちが大手企業に採用されていったのに、わたしはというとかろうじて地元の会社に滑り込むのがやっとのことでした。

それからも会社の経営状態は厳しいものがあり、そもそも事務で採用されたはずなのにいつのまにか営業の仕事を多くこなすという有様でした。

そんな会社でしたからやがては倒産の憂き目に会うのも時代の趨勢といったところだったと思います。

その後は世の中全般が派遣社員やアルバイト、パートなどの非正規雇用を大量に採用する時代になってしまいました。

私もご多分に漏れず派遣会社に登録をしてそこから事務の仕事を紹介してもらうということを繰り返していました。

正社員から派遣の仕事に雇用形態が変化して感じたのは、ただ収入が減少したというだけでなく、社会的な信用の低下もありました。

契約が途切れるといつ収入が途絶えるかもしれないので、社会的な信用がないということを様々な契約ごとの場面で感じました。

そのために住んでいたアパートのキッチンの使い勝手に多少不満はあったのですがそれでも引越先を見つけにくくなるという不安から新たな物件探しを控えていました。

世の中私の想像以上に早く景気の悪化する時期が訪れてしまいました。

ちょうど派遣の仕事の契約更新の時期だったのですが、派遣先企業の業績不安のために更新がままなりませんでした。

しかも急激な景気の悪化は同様に仕事からあふれた派遣登録をしている人を大量に生み出したので、なかなか次の仕事が見つかりませんでした。

収入が途絶え、しかも家賃の支払いや生活費が必要になるという貧乏状態に一気になってしまいました。

このまま派遣の仕事を待っていても、しばらくは見つかる気配が全くなかったので、アパートを引き払い実家に戻ることで生活を支えてもらうことになりました。

実家は兼業農家なので、繁忙期には人手が不足して近隣からパートを雇います。

実家に住まわせてもらう代わりに農業を手伝うということで体面は取り繕えました。

しばらく実家で穏やかな生活をしたことで、もう一度一人暮らしを始めることができました。



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