電動車いすを利用している人の飲酒について、大手ビールメーカー4社が見解を出したというニュースを聞きました。
サントリーは車椅子は体の一部という考えなので、OKなのだそうです。
アサヒビールは、条件付きのOK。
これは安全面を危惧してのようです。
付き添いの人が2人以上という条件はハードルが低いようにも感じます。
キリンは、手動の車椅子であればOKで、電動は付き添いがいればOKというものでした。
なんと15年前くらいからマニュアルを設定しているとのこと。
早めに考えていたということは素晴らしいなと思いました。
サッポロビールの場合は電動の場合はNGで、手動車いすの場合は付き添いがいればOKというものでした。
一番厳しめなのはサッポロビールということでしょうか。
私としては、サッポロビールの見解に賛成です。
やはり、車椅子とはいえ、運転するものになります。
飲酒をする際、運転や機械での作業はできません。
それは酔いがなかなか取れないと自分でも体がコントロールできないという問題があるからです。
体の一部だという意見もあるようですが、体の一部のようなものであって、繋がっているわけではありません。
健康な人も、そうでない人も、車いすを利用する人だって飲酒をすれば自分の体がコントロールできません。
意識が突然なくなってしまうこともあります。
安全面を考えるのであれば、車椅子利用をしているならば、飲酒はしてはいけないように思ってしまいます。
警察庁がHPで記載した手引きがきっかけで今回この問題が目に見える場所に表れました。
障碍者団体の意見としては、やはり差別だからという理由で手引きに記載している文面を削除するようにという要請をしているようです。
これは差別なのでしょうか?
私にはルールというものにしか思えません。
社会で生きていくために、安全に生活していくことが大切ですよね。
そのために必要な注意事項なのではないでしょうか。
車椅子を利用している人が安全に生活するためのルールなのだと思っています。
差別だという意見があることは分かりますが、その言葉を発している時点で、差別的視点で物事を観ているように思ってしまいます。
今後、自分も体調を崩して車椅子に乗ることもあるかもしれません。
今まで乗らなかったことが不思議なくらいです。
もし、今後車椅子に乗った時、その状態でもお酒をみんなと一緒に楽しみたいと思うかもしれません。
その時に、飲酒を断られたらやはり悲しく思います。
しかし、飲酒したせいで他人に迷惑を掛けたり、一緒に飲んだ人に迷惑を掛けたりするのは嫌だなと思ってしまいます。
ただ、まだまだこの問題は多くの人に考えてほしい問題です。
いろんな人にこのことを考えてもらい、答えを導いて行ってほしいです。
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