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北海道新幹線の利用客数が20%減少しているようです

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5月4日にヤフーニュースに配信された報道によると、北海道新幹線の利用客数が、前年比で20%減少し、約181万人となった模様です。JR西日本によると、北陸新幹線の年間利用客数は約856万人となっており、大きな違いとなっています。

この数値だけで見ると、北海道新幹線は赤字経営に陥っていると推測できますし、北陸新幹線は黒字経営となっているだろうと推測することができます。

双方の新幹線の間に、ここまで大きく利用客数に差が開いてしまった要因としては、観光客数の誘致にあると思われます。北陸新幹線の場合は、新幹線開業によって、金沢や富山だけでなく、能登半島への観光客誘致や、富山県の高岡への観光客誘致にも成功していることが挙げられると思います。

また、金沢で在来線特急に乗り換えれば福井県へも容易に足を延ばせることにもなりました。新幹線開業によって、東京と北陸地方の距離が一気に縮まり、多くの観光客を北陸地方に引き寄せることに成功しました。

一方、北海道新幹線の開業によって、北海道の函館へは東京から乗り換えなしで行くことが可能となりました。函館も観光地としては魅力があります。幕末における最後の新政府軍と幕府軍との戦闘の舞台となった五稜郭や、函館山からの夜景を挙げることができます。

しかし、魅力ある観光地という観点では、地域的な広がりに欠ける点が気がかりです。函館だけを観光地として売り込むだけでは、なかなか利用客数は増加しないと思われます。

函館の手前のポイントにあたる青森県の弘前市などとも協力して、観光地としての広がりを示せば、北海道新幹線の利用客数は増加するものと想像できます。

現在、北海道新幹線の札幌までの延伸に向けて、着々と準備が進められています。札幌駅のどの場所に新幹線ホームをどの場所に設置するかも、近く決定する見込みです。

おそらく札幌まで北海道新幹線が延伸されれば、ビジネス客の利用増加により、大幅に乗客数が増え、黒字経営に転換することが予想されます。

しかし、札幌延伸まではまだ10年以上時間がかかります。それまでは、函館市や青森市、弘前市などの連携による観光客誘致が欠かせないと思います。