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原油の価格は、これからも上昇する可能性が高いようです

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5月4日にヤフーニュースに配信された東洋経済の記事によると、原油価格は今後も上昇していく可能性が高いようです。ニュース記事によると、2020年に向けて1バレルが100ドル台にのる可能性もあると指摘されています。

現在の原油価格が1バレル69ドル台をつけています。2年後に1バレルが100ドルになるということは、約40%も原油価格が上昇することを意味します。

原油価格は一般庶民の生活に、直結しています。車のガソリン価格はもちろん原油価格に連動していますが、それだけではありません。トイレットペーパーの価格も上昇しますし、食器用洗剤や洗濯用洗剤の価格も値上がりします。

この世のほとんどの製品は、製造プロセスにおいて原油が使用されますから、原油価格が上昇すれば、ほとんどの物価が上昇することになります。

このため、原油価格の上昇に比例してサラリーマンたちの賃金が上昇しなければ、実質賃金は減少することになります。つまり一般大衆の実質所得は減少することになりますので、不景気が到来する可能性が高まります。

原油価格が上昇トレンドにある理由としては、サウジアラビアが原油の産出量を抑制していることが挙げられると思います。

サウジアラビアは現在、国営の石油会社であるサウジアラムコの株式上場を準備しています。株式上場時に高い株価を設定するためには、サウジアラムコの業績を良くしておく必要があります。

サウジアラムコの業績を良くする方法とは、原油価格を高めに誘導し、サウジアラムコの売上高を高めに誘導することです。

そのため、サウジアラムコが株式上場を達成するまでは、原油価格の上昇トレンドが継続すると予想します。

アメリカのシェールオイル会社が、原油の増産を継続しているため、原油価格はそろそろ下落トレンドに転換すると予測する専門家もいるようですが、アメリカのシェールオイル採掘会社の損益分岐点は1バレル50ドル程度といわれています。一方、サウジアラビアの損益分岐点は1バレル20ドル程度といわれています。

原油採掘については、アメリカとサウジアラビアとでは勝負になりません。原油価格の決定権は、サウジアラビアが握っているのです。