ヒロニャン情報局

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夢に見ていた彼との再会。それは地獄の始まりでした。

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私は中学の同級生だった元彼が忘れられません。

当時サッカーでクラブチームに所属していた彼は、サッカー部とはレベルが違う選手で身体つきも大人びた、校内で人気の男の子でした。

中学で出会った私達は一目惚れで1年目の夏に付き合い始めました。とはいえ、中学の恋ですから思い返せば子どもの恋愛です。

付き合っているという優越感と友達との恋バナの中心にいる自分が楽しい時期でした。

ただ、彼の事は本当に大好きで幼いながらも大人になってもずっと一緒にいて結婚したいと夢見ていました。

ただ、3年になる春休み。彼はクラブの遠征でバルセロナに2週間ほど行くことになりました。

普段通り、メールで見送り帰国を待っていましたが、空港に着いた1通目のメールで「サッカーに集中したい」と別れの言葉が届きました。

とても急で予想外のことに驚きましたが、スペインでサッカーに本気になったのだと受け止め別れることになりました。

もちろん、とても悲しかったです。しかし翌日、彼は後輩の女の子と付き合ったと友達から話がありました。

ショックと怒りから毎日が辛く、何度もメールや電話で寄りを戻したいと伝えました。校内で顔を合わせる度に涙が出ました。

彼以上の男性には出会えないと、15歳ながら本気で思っていました。中学を卒業し、別々の高校に通いだし彼は完全寮制のサッカー強豪校に入学しました。

地元で会う事もなく、当時のSNSのようなものでたまに近況を目にするくらいの距離感になりました。

彼と後輩の彼女はあれから3年程付き合ったそうですが、高校2年を過ぎた頃に別れたと私の耳に入ってきました。

私は環境が変わり自然と想いも忘れると思っていましたが、どうしても忘れる事はできませんでした。

結局高校を卒業し、私は大学へ、彼はサッカーの道ではなく就職へと進みました。

プロへの希望もありましたが、現実は厳しく高卒でできる仕事をしていると聞いていました。

私は大学に入り行動範囲や世界が広がり、彼の事を思い出す事もほとんどなくなり、それなりに好きな人もできました。

それから2年、成人式の時期です。地元を離れていた彼から、同窓会の詳細を知りたいと連絡が来ました。

正直びっくりしたのと、今更好きな訳ないと思いながらドキドキしている自分がいました。それからです。同窓会をきっかけに彼と再会し距離が縮まるようになりました。

しかし、彼には子どもがいたんです。色々あってバツはついていません。同窓会から3カ月程、連絡を取ってご飯に行くようになり付き合って欲しいと言われました。

当時20歳。彼の状況にとても悩みました。夢に見ていた彼との再会。まさかまた戻れるなんてずっと願っていた事です。

本当に嬉しくて世の中何が起こるか分からないなと思っていました。

ただ、彼には子どもがいるという事ともう一つ仕事のことで表では言えない事に手をつけていました。

相手の女性に、当時子どものためにと貯めていた貯金を知らぬ間に使われ全財産を失ったことがあるとのことです。

そんなタイミングで、大金が入る仕事があると紹介が。もちろん、それなりのリスクがあるブラックな仕事です。

それに味を占めた彼は少しずつ悪い仕事の幅が広がっていました。交際を申し込まれてすぐにその事を知り、答えを出せずに更に3カ月が過ぎていました。

ただ、もう2度とないチャンス、仕事や子どもがいるという変わってしまった事はあるけれど、私の彼に対する気持ちは変わっていませんでした。

何があってもついて行こうと覚悟を決めて受け入れることにしました。

その翌日です。彼が紹介した仕事に後輩が恐怖を感じ警察に自首をしたのです。そこから地獄の始まりでした。

事情聴取となり彼も警察に取り調べをされ、携帯もカードも何もかもが無くなりました。水も買えない、一文無しです。

さすがに、と私はとりあえず食料や何かあった時の為にと1万円を貸すと伝えました。しかし、プライドの高い彼は絶対に借りない!どうにかすると言い張りました。

それでも、連絡も取れずそのまま放って置けないとお金を渡してその時は帰りました。そこから、彼の借金生活と私からのお金の請求が始まります。

当初は借りる事へ抵抗していた彼ですが、いつしか当たり前に私から金を借り、相変わらず裏の仕事から身を引けず、本当に地獄の恋でした。

もう、貸し始めた時点で別れるべきだと皆さん思うでしょう。私も今は強く当時の私に言ってやりたいです。

ただ、彼は口が上手かった。それ以上にやはり私は彼が好きでした。キリがないからお金はもう貸さない、せめてちゃんと仕事をしてくれと何度も言いました。

すると彼は、指を切られる、殺される、腕が無くなって帰ってきてもいいのかと言ってきました。

そんな事、ある訳ないと思いますが、可能性がゼロではない環境でした。

その無限ループでいつしか私が手渡したお金は100万まで軽くいっていたと思います。大学卒業を目前にして、目が覚めてきました。

就職内定が決まり、今までのバイトでは無く生活していくために働く自分のお金をこのままだと永遠に彼の為に使ってしまう。

近くにいると渡さざるを得ない境遇になってしまうと、卒業旅行で日本を離れる直前に別れを伝えました。

それっきり、彼と会う事はありませんが、警察にお世話になりながらも生きている事は噂で聞いています。

お金は、戻る事はないでしょう。本当に大失敗と後悔です。もっと早く現実を見て、気づき離れるべきでした。

それから私は会社で出会った1つ歳上の先輩と入籍しました。

優しく、しっかり仕事をこなして周りの人や上司から慕われ、私を大切にしてくれる人です。

本当に自分が馬鹿で情け無い過去ですが、好きになるとどうにもならない自分がいると知れた経験でした。

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