ヒロニャン情報局

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義母が旦那のカードでキャッシング

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これは、私が第一子を出産した直後の話になります。

元々訳あって夫は結婚する前から私の実家で同居していたのですが、入籍が決まった直後に私の癌が発覚したこともあり、心配した私の親は結婚後も実家でこのまま暮らしていいと言ってくれていました。

私の手術も上手くいき、結婚して2年、子供も生まれたタイミングでマイホームを購入して実家を出て行こうと決めました。

・ローンが通らない

物件を様々内見し、やっと思いに合った物件に出会い、ローンの仮申請を出すべく申し込みをして結果待ち中に、問題が発生したのです。

「ローンが通りませんでした。詳しい事は言えないのですが、金額ではなく、おそらく旦那さんはローンが申請できない状況にあるようなので一度そちらで調べて頂けますか?」との担当の方からの連絡で始まりました。

夫はこれまで一度も借金をしたことがない人間と聞いていた為結婚したのですが、実は借金があったのかもしれないとドキドキしながら恐る恐る聞いてみると借金はないとの返答でした。

夫はシロでした。夫婦で怖くなり、次に信用情報機関にて書類を取り寄せ、そこから一つずつ、全てが明白になることになります。

・どん底に突き落とされる

結果、夫は信用情報が傷ついている状況、俗に言うブラックリスト入りしている為、マイホームはおろか車も買える状況にないとの事でした。

そしてもっと驚いたのは、内容に記載されていたのが、夫が10年前からキャッシングをしていて未納分がまだあるということ。

過去に購入した夫のものではない携帯電話を2年間一度も引き落としに間に合うように料金を納入したことがない、という身に覚えのない理由がずらっと並んでいる状況でした。

それでも夫も全く身に覚えがない為、もしかしたらと義母に連絡させるとまさか、義母が夫名義で契約した消費者金融で10年間お金を借り続けていたことが発覚しました。

身に覚えのない携帯電話については、夫の妹の携帯電話を何故か夫名義で契約していて、その支払いが義母であり支払われていなかったのです。全て夫の信用情報の損失に繋がったとの事でした。

この現実と、マイホームが買えないことも重なりかなり辛かったのですが、追い討ちをかけるように言われた夫からの「父は全くこの状況を知らないらしい。この状況を知れば絶対に母が怒られると母さんが言っている。

だから父には何も告げずこのことを無かったことにして欲しい。

「マイホーのことは諦めて、家はこれまでどおりお前の実家で世話になって貯金しよう。」

「母の事も、俺が何度でも謝るから許してほしい。親に謝らせる姿は見せたくない。」との言葉の数々に、辛いを通り越してどん底に突き落とされました。

・夫婦の仲が冷え切り、私の精神は崩壊する

結婚して私と夫で戸籍を作り、子供が生まれ家族3人で生きて行こうとしていたのにという気持ちと、結婚前を含めると4、5年間、私たちの貯蓄に充ててと家賃無償で住まわせてくれていた私の両親の気持ち、全てを無下にされたような、蔑ろにされたような言葉に絶望しました。

そしてその後は、激怒して反論した私をよそに夫は意思を曲げない一方でした。その態度に私の両親が激怒し一方的に義父に事実を伝えたのです。

しかし、まさかの義父も、私の両親に謝罪の一つもなく、怒り狂う私の両親を非難し出す大バトルにまで発展しました。

私と夫の仲だけでなく、義両親とこちらの親までも決裂することになったのです。

このことにより、私と夫の仲は冷え切ってしまったのですが、悲しいのは、いくら私たち夫婦が喧嘩しようが、ローンが借りられない現状は数年変わらず、何故かのうのうと夫はこれまでどおり私の実家に世話になり続け、生まれたばかりの子供の世話は続けなければならない事です。

次第に私の精神は崩壊し、パニックを起こすようになりました。

子育てもままならない、私は自分自身の食事も摂れなくなっていき、その状況を目の当たりにして夫はようやく心を改め、義両親に謝罪をするよう訴えかけ、早急に借金を返済し解約させました。

そして、私の気の済むまで義両親とは絶縁すれば良い、俺は今更当たり前だけど、お前と子供と一緒に生きていくと言ってくれました。

この結末に至った所でマイホームは買えないですし、産後半年間私は1人で育児をしました。

今更夫が改心したからといってすぐに私の心身が戻る訳でもありませんし、生涯を誓い合った夫婦である私たちだったはずが、別の人の肩を持ち、寄り添ってくれなかった事実も消える事はない為、とても辛く悲しい記憶は一生残る事になるでしょう。

・まとめ

私は、自分の心身や子供が小さかった為、夫を許し、共に生きていく選択をするしかなかったですが、これも私自身が決断した選択でもあります。

この辛い経験がいつか、選択して良かったと思える未来に繋がるように、まだまだ傷が癒える気はしませんが、日々歩いている毎日です。



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