とにかく姑には参ってしまっています。一体いつになったら子離れしてくれるものかと心配するほどです。
その子どもというのが、他ならぬ私の主人です。
本当のことをいえば、姑とは別居したいと思っています。もう主人は40歳を過ぎた立派な大人であるにもかかわらず、いつまでも姑は子ども扱いしている感が否めません。
この前も私の作った手料理の味付けが悪いと言って、嫌みのように作り直して主人や子どもたちに食べさせる始末です。いい加減にして欲しいという思いが込み上げてきました。
姑が指摘するのは、少し塩加減が強すぎるという点です。確かに私自身も健康には留意しなければいけないことは重々わかっていますが、嫌みのこもったやり方には憤りすら感じてしまいます。
普段の食事でさえも大変な上に、私が子ども会の集まりやパート仲間との飲み会などに参加する時には、なおさら私に対する風当たりが強くなります。
姑からしてみれば、嫁である私がパートをしていることも気に入らないようです。なにせ、姑自身は結婚して以来、一度も仕事に就いたことがないという人です。
嫁は家庭に居続けなければならないというふうに思っているのではないでしょうか。
私と姑との関係性は徐々に悪化しているというのが正しいでしょう。とりわけ、舅が亡くなってからというものは、好き勝手にしているといっても過言ではありません。
姑がここまで傍若無人な立ち振舞いをしているのも、先祖代々の資産家であることに起因しています。今や家長になったことで、土地や預貯金も好きなようにマネジメントできる立場です。
年齢的にも70代で健康不安もありません。ですからしばらくは、私にとっての悪夢のような日々が続くことになります。私自身も気合いを入れて頑張るつもりです。
今となっては、姑との関係を改善させるつもりはなく、時間が過ぎ去ることを待つばかりです。相続して財産を得るまでは苦悩の連続も覚悟しています。
私にとって大切な子どもたちは、完全に私の味方になってくれています。でも、そんな子どもたちにも小遣いを渡すなどして人気を取ろうとしています。
私だけを除け者にしようとする作戦には、私も本当に憤慨しています。込み上げてくる怒りを抑えるのが大変なほどです。
幸いにも主人は私の後ろ楯になってくれているので助かっていますが、それがなければ心が折れそうになってしまいます。私のメンタルと姑の加齢による衰えとのバトルが続きます。