私が断捨離をするきっかけは引っ越しでした。
40代手前での突然の引っ越しで、荷物の多さに戸惑いました。
自分ではそれほど物を購入した感覚はなかったのですが、気がつけばかなりの物が増えていました。
押し入れの奥から出てくるのは、懐かしい玩具やアイドル雑誌、学校の時に買っていた漫画雑誌の付録など、これでもかと出てきて、用意しておいたダンボールにすべてを入れることは無理だと感じました。
そこで、思いきって断捨離をすることにしました。
ですが、後から後悔するようなことはしたくありません。
そこで、まずはやる順番から決めることにしました。
まずは、本や雑誌など量が多い物から見直すのがコツだと思います。
その理由は、引っ越す準備で意外と困るのが本や雑誌なんです。
一冊一冊はそうでもありませんが、まとめるとかなりの幅を取り、重さもかなりなものです。
そこで、小説や漫画は何度も読み直したい物だけを残して捨てることにして、雑誌は気になるページだけを切り取って保管しておくことにしました。
これだけで、ダンボール5個もあった物が3個になりました。
そして、かなり困ったのが服です。
服は、デザインが古くなっても着れる状態な物は出来るだけ捨てたくはないものです。
そこで、服の場合は着る回数が多かった物は捨てるようにして、少なかった物は残すようにしました。
そうすることで、かなりの服も処分することが可能になったのです。
大切にしなくてはいけないことは、物によって判断基準が違うということです。
すべてを同じ判断基準にしてしまうと、捨てる時に誤って大切な物を失ってしまう可能性があります。
そして、キッチン用品の場合は、必要な物だけを残すことにしました。
それまでキッチン用品はたくさんある方が便利だと感じていました。
ですが、実際の料理で使っているキッチン用品はほとんど片手で数えられるぐらいでした。
そこで、不要になったキッチン用品は友人に譲ることにしました。
それだけで、ダンボールが一箱分は捨てました。
それからも、小物は飾っておきたい物を、CDはこれから先も聴きたい物だけを残すようにしたのです。
断捨離というのは、今のことだけを考えるのではなく、将来のことを考えることにしました。
そうすることで、かなりの物を減らすことが出来ました。
断捨離というのは、単に物を捨てるだけではなく、将来の生活を考えながら決めることがコツだということを、今回の引っ越しで実感しました。