ヒロニャン情報局

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土壇場で逃げる男

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28歳妙齢でした。その3年前に大失恋していて、身も心もボロボロな状態で転職した私。

転職先は大阪の小さな印刷所でした。そこで出会ったのが台湾人のTさん。

私はTさんと恋人になれると思っていたのですが、実際にはTさんは私と付き合うこともなく、寝て、仕事を辞めて、東京に行ってしまいました。

当時の私は遊ばれたと思い、彼を恨んだこともありました。その恋愛の体験をお話ししたいと思います。

私が就職したのは小さな印刷所の小さな編集部。その隣の部署がTさんのいる制作部でした。

就職当初から、Tさんの視線を感じていたのですが、20代後半で美人でも無く地味な私の外見を気に入ってくれる男性はいないだろうと思っていました。

「気のせい、気のせいなはず!」と勘違いしないように気をつけていました。

しかし、月日がたって、隣部署通しで飲みに行く機会などが数々あり、会話をするようになっていきました。

そして、どうしても熱い視線を感じるな〜、まさか、好かれている!?と認識するまでに至りました。

Tさんは台湾人と書きましたが日本語は流暢で、会話から誠実な人柄だと伝わるような人です。

私も少しずつTさんに惹かれていました。

さて、当時はTさんは悩んでいました。30歳で今の小さな印刷所にとどまるよりは転職にチャレンジできる、ぎりぎりの年齢であること。

デザイナーとして一花東京で咲かせたいこと。国籍で差別するような社長の元を離れて、自由な環境で働きたいこと。

付き合う中で様々な理由や目的があることを知ることができました。

「そうか〜そうだよね」と共感していたら私たちの距離は縮まり、ある日Tさんから「好きだ」と告白されました。

「やっぱりぃー!?」とばかりに意気揚揚と私は「じゃあ、付き合う?」と聞きました。

すると、「まだ今は付き合えない」と言うのです。「えっ・・・」と、言葉を失いましたが、今は悩みの多い時期。

仕方がないのかな、と自分を納得させながら、彼と寝ました。3回ほど彼と寝たのですが、どうしても寂しかったことがあります。

寝たあと、彼は私に背中を向けて横になるのです。縮まることのない距離があるのかな・・・と思う私の予感は当たりました。

彼は印刷所で働きながら履歴書を応募し、あっという間に東京の大きな会社に転職が決まりました。

その頃から彼は私を避けるようになり、最後は引越しの日付も言わないまま退職して東京へ行ってしまいました。

私は文句を言う隙も無かったのです!びっくりしました。

いくら誠実な人柄だと思っても、こういうとが起きるのが恋愛です。

土壇場で逃げる男性はごまんといますので、多くの淑女の皆様が引っかからないように祈るばかりであります。



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