子どもが成人し、社会人になってからというもの、それまでのお弁当作りや色々な事から解放されました。
でも、解放されて、何をすればいいか解らなくなった事があって、テレビを見てもつまらないし、話し相手だった子どもも仕事が忙しく、なんだかさみしくなってしまいました。
そんな時に、友達が近所の公民館で書道のサークルに所属していて見にこない?と誘ってくれたので、興味はなかったのですが書道サークルを見に行ってみたのです。
今まで、書道と言えばおじいちゃんやおばあちゃんなどのシニア世代がやる古臭いイメージで、字も上手ではないので自分には縁のない物だと思っていました。
しかし、誘われていったサークルは、もちろん私と同年代のシニアの方もいましたが、若い女性の方、大学生、高校生など年齢の幅が広い事にびっくりしました。
なんでも、今、書道が見直されつつあって、高校生の部活でもパフォーマンスをしながら書道をするスタイルなんかがあったり、即興でオリジナルの文章を書道で表現したりと、昔の堅苦しい正座をして墨と筆でお手本を真似るという物だけでない事がわかり、目から鱗が落ちました。
そして、サークルのみなさん、目が輝いていて、楽しいとおっしゃっていたのが印象的でなんだかこのキラキラした中に私も入れたらなという、なんとも不純な動機で書道サークルに入会する事にしたのです。
始めはもちろん、昔ながらのイメージの正座して先生のお手本を真似る事からスタートなのですが、今は正座ではなく椅子と机が用意されているので、膝が痛い方なんかも気にせずに集中できるのがいいなと思いました。
昔は、そんなに興味がなかった書道ですが、書き順や書き方、姿勢など全てが意味があるという事を教えてもらい、子どもの時に教えてもらってもよく解らなかった意味が、ストンと胸に落ちていく感覚がとても気持ちよかったです。
書道もやはり奥が深いですし、まだまだ勉強中ですが、毎年、書道のコンクールがあってそのコンクールに出品し、賞を取れるようになるという目標ができました。
子どもが社会人になって、自分自身の目標なんて考えた事がなかったのに、書道を始めてからなんだか意欲的になって、生活にも張りが出てきたように思います。
サークルの仲間で年代関係なく同じ話題を共有する事ができたり、一緒にコンクールを目指す同志が出来た事で、日々、勉強なんだなと改めて書道を始める事が出来て本当に毎日が充実して楽しく過ごしています。
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