私がシニアとなってから趣味として行っていることを、これからがご紹介していきたいと思います。
まず一つが編み物です。これが今はシニアとなって一番の趣味といって良いでしょう。
編み物に関しては昔から得意で御座いましたので、趣味となってから長年続けております。
その中でも一番嬉しかった出来事についてご紹介しましょう。
それは孫がまだ小学生の時だった頃になります。
彼女は大人しくて内気な性格をしておりました。他の孫たちともあまり話さず、じっと丸まっているだけ。
時々私の後ろを付いてきては、構って欲しそうにじっと見つめてきました。
そんな彼女にある時、編み物を教えてあげたのです。
最初はうまく糸を編めずに苦戦していましたが、一つハンカチのまつり縫いが出来ると、顔を綻ばせて喜んでいました。
その時の顔がとても可愛らしくて、今でも胸に残っています。
そしてその日、丁度寒い日でした。私は彼女にマフラーを編んであげたのです。
手馴れたもので一日二日あれば出来るものなのですが、孫は目を丸くして私に尋ねました。
「これ、おばあちゃんが編んだの?」と。「そうよ」と答えると、孫は驚いた様子で「お店のマフラーみたい」ととても喜んでくれました。
孫は既に高校生になり、そのマフラーをつけることはなくなりました。
きっと今あげても「こんなの使わない」と言われるかもしれません。
ですが、この前丁度孫が家に来た時に、ある話をしました。
「おばあちゃん、昔マフラーと編んでくれたよね」と。
とても嬉しかったと言ってくれたのです。私は本当に嬉しかったです。
こうして自分の趣味で始めたことが、誰かの心に残っているのが、とても幸せでした。
きっと孫にとっては何気ない一言だったのでしょうが、とても印象深く残っております。
編み物の他にも、琴をしていました。今は体がしんどくて辞めてしまいましたが、それも気分転換にとても良いものでした。
先生に教えてもらいながらしていたのですが、一曲通して奏でると、とても澄んだ気持ちになるのです。
弦一本一本の音が弾んで、それは良い音色です。この琴を娘や孫に教えたこともありました。
孫は今吹奏楽部に入っているらしく、楽器にとても馴染みがあるのです。
お琴の話をすると、「いつか一緒に演奏してみたいね」と言ってくれました。
私の趣味というのは、どれも孫があってこそだと思っています。
孫が喜んでくれる、楽しんでくれることが、趣味を楽しむ秘訣となっているのかもしれません。
今日もまた編み物を始めようかと思います。
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