先週のニュースで、小樽市の国道であおり運転をした札幌の男が、暴行の疑いで逮捕されました。
50代の女性が運転する軽自動車に幅寄せするなど、あおり運転をしたことで暴行の疑いがもたれています。
逮捕の経緯は、この一部始終がドライブレコーダーに記録されていたことでした。警察によりますと、容疑者は「わざとやってはいない」と容疑を否認していますが、ドライブレコーダーに記録された映像は、運転している人間にとっては恐怖でしかない生々しいものでした。
あおり運転で暴行罪が適用されての逮捕は北海道内では初めてですが、北海道は広く、その気になればかなりのスピードを出せる道はたくさんあります。
今回の事件では、50代の女性が運転する軽自動車に幅寄せなどの嫌がらせ的な運転をしたことがはっきりと映像化されており、これをわざとかわざとではないかを議論されるのさえ疑問です。
自分も毎日自動車を運転していますが、正直高齢者の運転はかなり危険な場合が多いことは事実です。
今回は運転者が50歳ということでどういう運転をされていたのかはわかりませんが、高齢者マークを付けた自動車にクラクションを鳴らしたくなる場面に遭遇することは少なくありません。
あおり運転は絶対にいけません、どんな状況にあっても相手に恐怖を与えるような行為は許されない行為です。
現代はドライブレコーダーをつけることが、自分の身を守る一つの方法になってしまったのかもしれません。
そしてドライブレコーダーが普及していることが、あおり運転の抑止力になればいいと思います。
街には防犯カメラが、車にはドライブレコーダーがあることによって、誰が何をしたかすぐわかる世の中です。防犯カメラも監視されているようで嫌だ、という意見もありますが、防犯カメラ(ダミーも含む)は犯罪に対して有効な手段です。
ドライブレコーダーも決して安価ではありませんが、これからはETCと同じくらい普及するのではないかと思います。
あおり運転は危険行為です、絶対にやってはいけないのは当然のですが、あおられる側の高齢者の危険な運転も問題視されるべきだと思います。
自分も毎日運転しているので感じていることですが、ウインカーもつけずにいきなり停車したり、交差点を曲がったり、道の真ん中で人を乗降させている場面も見かけます。
それを黙って待っていたら、自分の後ろの車が激しくクラクションを鳴らし、間に入った自分が怖い思いをしたこともあります。
あおり運転はいけない、というだけでは根本的な解決になりません。高齢者が運転をしなくても移動方法が確保できるような行政の配慮なども必要な奥の深い事件だと思います。
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