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ボクシング連盟会長の組織私物化は許されるべきではありません

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アマチュアボクシングの国内組織、日本ボクシング連盟会長の問題が話題になっています。

山根会長の圧力やパワハラによって不正な判定が行われ、助成金の流用が行われているとの告発がJOCに発せられ、この事を契機に会長の組織運営や過剰接待等の様々な問題が暴露されました。

8月の初めに300人以上の告発人が告発状を提出したとのニュースが流れましたが、8月4日ごろに山根会長自らがメディアへのインタビューに応じ、反論を開始しています。

その様子がワイドショーやTVニュースで流されていたのですが、それを見て驚きました。

彼は精一杯自分に非がないこと、告発者の方に問題があることを主張し続けていましたが、主張に一貫性がなく、さらには暴力団関係者から脅されているとの発言まであったからです。

どうみても組織の長に立つような人物ではなく、彼の言動には問題を通り超えて異常性すら感じました。

そもそも、副会長に自分の息子を任命していることからして、山根会長はボクシング連盟を私物化していたと言わざるを得ません。

そんな会長の言動に我慢できなくなったのか、現在プロボクサーとして活躍している村田諒太選手から、早期辞任を促すコメントが発表されました。

山根会長は金メダリストの村田選手の功績について、彼の努力や能力の結果ではなく「連盟が政治力を行使したから」と述べています。

金メダルの獲得がかかった試合にだけ自分の息子をセコンドとして出場させ、自らの政治力をアピールしたのだ、というのがその理由です。

しかし、常識的に考えて、セコンドが試合結果を左右するとは到底思えません。

このような異常な考えを持ち、しかもそれを正しいと思い込んでいるような人物が長年、ボクシング連盟の会長を務めていたと考えると、空恐ろしい気持ちになってきます。

それにしても、このような社会人として問題のある人物が、組織のトップに就任してしまうのはどうしてなのか、疑問を抱かずにはいられません。

通常、問題行動のある人物はいずれかの過程で排除され、理事や役員のような責任ある地位には付けないはずです。

ボクシング連盟ではその自浄作用やガバナンスが機能していなかったように思えるのです。

報道されているニュースによれば、山根会長は記者会見に応じるつもりはないそうで、問題は長引くかもしれません。

この問題の影響で東京オリンピックのボクシング競技に日本選手が出場できなくなる可能性すらあると指摘されており、それではボクシングに打ち込んでいる選手たちに被害が発生してしまいます。

ボクシングを頑張っている若者たちのためにも山根会長には辞任してもらい、ボクシング連盟の組織一新を期待したいものです。