ヒロニャン情報局

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大阪府北部を中心に起こった地震から改めて意識したいこと

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関西地方を襲った地震は、大阪府北部で震度6弱を観測しました。 大阪に近い西宮市や神戸市などでも大きな揺れを感じ、阪神淡路大震災を知る人にとっては一瞬その再来かと思わせるような恐怖感があったでしょう。

直下型の大きな地震にもかかわらず、被害状況は比較的少なかったため不幸中の幸いと思われます。 しかし言うまでもなく、亡くなった方や負傷した方もいるため、被害の大小にかかわらず深刻な出来事であることに変わりはありません。

地震のニュースが流れる度に、日本は災害の多い国だということを今更ながら改めて実感させられます。 その都度テレビでは地震の専門家やコメンテーターなどが発言していますが、内容はやはり恐怖心だけを高めるものが多く、見ていて残念な面があります。

地震がいつ起こるかということもそうですが、被害を最小限に食い止めるためにはどうすればいいかという視点が最も大切であると考えます。 現状では地震がいつ起こるかの時期を予知することはできません。

緊急地震速報として、地震の起こる寸前に予報ができる程度です。 それでも緊急地震速報があるだけで随分心構えができますし、そのことによって助かる命も多くあるでしょう。

ただ現状の地震予知には限界があるため、いかに強固な日本列島を作るかというところがポイントではないかと考えます。 実際に、最近の熊本地震もそうですが、地震の可能性が一般的にはあまり言われていなかった地区で大きな地震が起こっている現状もあります。

南海トラフ地震の起こる可能性がニュースなどで伝えられていますが、危機感を煽るという視点ではなく、防災意識を高めていくという前向きな視点に変えていく必要があると思います。

今回の地震では大きな地震であったにも関わらず建物倒壊は比較的少なく、その点では過去に比べれば耐震基準の強化などの効果が実を結んでいるものと考えられます。

自然災害が起こること自体は人間の力ではどうしようもできないものですが、一人でも多くの人命を救うということは努力によって可能です。

地震予知の研究はもちろん大切であり、その研究によって新しい発見もあると思います。 しかし最後の決め手は徹底的な防災にあります。

阪神大震災の時は、まさかこれほどの大きな地震が神戸を中心に起こると予想していた人は、少なくとも一般人にはあまりいなかったでしょう。 東日本大震災もそうです。

「いつか起こる」ではなく「いつ起こっても対策は大丈夫」というものを目指していくことが大切なのは言うまでもないことだと思います。