ニューヨークナイトクラブで用心棒をしてるイタリア系アメリカ人トニー(ヴィゴ・モーテンセン)はナイトクラブへ移転になったのきっかけとして職を失って家賃払うお金がありません。
それでも妻、二人の息子のため何とかしてお金作ることに。大事な腕時計を質屋出したりしていました。
そして、そうしたトニーにある日、黒人医師のドライバーにならないかといった仕事のオファーが舞い込みました。
トニーは黒人に対して差別意識があり、自宅に来た黒人修理工がグラスを使えば、それをごみ箱に捨てるほど。
ですが、背に腹は変えられなくてトニーは面接に行きます。医師と思ってたシャーリー(マハーシャラ・アリ)は音楽家で、トニーの前に王のような格好で出てきました。
シャーリーは上品で紳士で、口悪く粗野なトニーと正反対です。これからアメリカ南部ツアーで回るのでトニーにドライバーしてもらいたいとのことでした。
そして、トラブルに巻き込まれたら用心棒をしていたトニーは助けになると期待してました。
トニーはツアー出発初日レコード会社からグリーンブックを渡されました。そこには黒人が南部を安全に旅行できるための情報が詰まってます。
それを頼りにトニー達を乗せた車は黒人差別の激しい南部に向かいました。
脚本はとても優れており腹抱え得て笑うタイプではないですが、小さい笑いが連発するタイプの映画です。
ですが、コメディー映画としてくくるのは違うといった気がしてきて、それよりストーリー性が強く貧しく下品なイタリア系白人、上品で金持ち黒人ミュージシャンという強烈2人のキャラによる成長、友情の物語が素晴らしいのです。
黒人ボスに使える白人という設定が新しくて、それも時代は人種差別当たり前の1960年代アメリカであり、トイレが白人と一緒でなかったり、同じレストランで食事が禁止されていた時代でした。
そうした時に出会った2人ですが、白人トニーは、黒人に対して差別意識もっていたのがシャーリーと一緒に旅をして彼の繊細さなどに触れて考えを変えます。
シャーリーは南部の人種差別に毅然とした態度で向き合って、時にトラブル巻き込まれたりして、そのたびトニーに助けてもらって彼を信頼します。
そして、くせはつよいが二人とも良い男性で、格好良いです。
そしてシャーリー演じたハマーのスーツ姿決まってます。背が高くスリムな黒人がスーツを着ればびしっと決まるのです。
そしてアリはムーンライトなどに出演していて、ゴリゴリギャング役もできれば、上品な役もできてすごいです。
トニー演じたモーテンセンは普段のスタイルと違ったおっさん役で、彼がモーテンセンといったことに気づきません。 お勧めの映画でした。
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