ヒロニャン情報局

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インフラを民営化するとは

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JR北海道の赤字がなんだかえらいことになっているようです。

最新のニュースによると9月中間連結決算と2019年3月期業績予想で、損益に関する数字で「過去最悪」がズラリと並ぶと言う状態なんだとか。

まあ余りに大きな地震で未だに復興もしていない地域があるなど仕方のない部分もありますが、これは元々インフラを握る事業を民営化すると言う無理な事の歪みが表面化しただけと言う事も出来ます。

鉄道などの元々国営・自治体運営だったり公社だったりする事業が国の借金が云々と言う理由で民営かと言う形で切り離され、基本的にそれ単体での運営により利益を出して営業させようと言うトレンドのさきがけの一つが、旧国鉄の民営化としてJRを誕生させた事だったように記憶しています。

魅力をアピールして利益を出す経営がどうのといった美辞麗句も並んでたような気がします。

確かにそういったインフラ事業を国や自治体から切り捨てるのは、見かけ上の借金を減らすのに極めて有効でしょう。

だってそういったものって、単体で黒字になったらおかしいんですから。
そもそも今回のニュースも、経営が民間でなかったらそこまで問題になっていないんです。

存続が危ういとか、そこまで行かなくても人の少ない路線の廃止が以前より軽い引き金で行われるとかの事態にはなりにくかったでしょう。

その組織や会社単体で利益を出し、そのお金でやりくりする必要なんかないんですから。

これの問題の最大の原因は、私の考えでは国や自治体の無駄遣いを過剰に指摘する声の大きさです。

JR北海道ではないですが、こんな事例があります。
ある自治体で公営バスの運転手の給料が高すぎると言う事で槍玉に挙げられ、事業自体が民間委託されることになりました。

しかし民間バス会社と言うのはブラックというイメージがある通り給料は高いとは言えず、運転手募集に人が来ませんでした。

そしてバスは撤退、その自治体に対して「バスが無くて不便」と言う苦情が寄せられると言う恐ろしいオチが付きました。

これは極端な例の一つかもしれませんが、インフラを利益を出さないといけない民営化すると言うのはつまるところそういう事なのではないでしょうか。

とは言えJRのような巨大事業を再び国営に戻すと言うのも無理な話です。

今後国営や自治体運営のインフラを民営化しようと言う動きが起こった場合、賛成にしろ反対にしろその先にあるのはこう言った事なんだと言う事を肝に銘じていただきたいところです。

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