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エンゼルス、ソーシア監督の退任で思うこと

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アメリカ・メジャーリーグで大谷翔平選手が所属するエンゼルスのマイク・ソーシア監督が、今シーズン限りで退任するというニュースを見ました。

ソーシア監督は18年にも及ぶ長期にわたって監督としてエンゼルスを率いていた監督で、ワールドシリーズ制覇を皮切りに2000年代に常勝軍団となるチームを作り上げた名将でもあります。

大谷翔平選手の才能を高く評価していた人物でもあり、メジャーリーグにおいて懐疑的だった二刀流での起用をいち早く明言し、彼の能力を信じて日本にいたころと同様の起用をしたことで、大谷翔平という選手の才能をアメリカにおいても知らしめることとなりました。

とくに大谷選手はオープン戦で投手としても打者としても成績が振るわなかったこともあり、アメリカの野球ファンはもちろん日本でその活躍を目にした人々でさえ、メジャーでの二刀流としての起用はあまりにも高いハードルのように思えました。

しかしそれでもなお辛抱強く起用を続けたソーシア監督の熱意が、今の新人王争いの中にいる大谷選手を作っているともいえます。

選手として球団の支配下にいる以上、直接試合の指揮をとる監督という存在は選手の野球人生を左右しかねない存在でもあります。

大谷選手は自身の持つ才能のみならず、可能性を信じて最大限に伸ばそうと尽力してくれている監督やスタッフの存在が、日本だけでなく世界の野球の常識を変えてしまうほどの選手へと成長させているのだと思います。

北海道日本ハムファイターズでは栗山監督がその任を担い、メジャーリーグではエンゼルスのソーシア監督がそれを引き継ぐような形で二刀流として起用させました。

残念ながらひじの手術により来シーズンは投手として起用することは難しいと発表されましたが、それも2020年以降のシーズンで投手としての復帰を見据えたうえでの判断でもあります。

メジャーリーグでここまでの成績を残し、投手・打者の両方で十分通用するポテンシャルを示してしまった以上、大谷翔平という野球選手の二刀流としての存在に異論の余地はありません。

投手としてまた打者としてどんな成績を残してくれるのか、ベーブルース以来誰も成しえていないような記録に挑戦する彼の姿を見れるというのは歴史が作られる瞬間に立ち会っているようで、それだけでも幸運なことなのかもしれません。

ソーシア監督の退任に際し、大谷選手も「非常に良い環境の中で野球をすることができたのは監督のおかげ」と感謝の言葉を述べていましたが、ここまでの道筋を用意してくれたソーシア監督は、この先大谷選手が二刀流として活躍すればするほど偉大な存在として語り継がれていく人物になっていくはずです。