ヒロニャン情報局

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それを叩かずあれを叩かない基準は?

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少なくとも十数年前以前は、同性愛などと言うのは気持ち悪い、あるいは笑いの対象にしかならなかったものです。

それに該当する方々は相当肩身の狭い思いをしてきたのでしょう。

しかし時代とともに価値観と言うのは変化していくもので、現在ではLGBTと言われ誰が何を好きだろうと文句を言われにくい時代になった、と言えるでしょう。

しかしかつて根強く存在した同性愛に対する差別的感情と全く同じものは、残念ながら今でもテレビのニュースバラエティーで見る事は出来てしまうようです。

ある公務員男性が、ボーカロイドにして世界的バーチャルアイドルである初音ミクと結婚したニュースがテクノロジー関連、あるいはアニメ関連の界隈で話題になっています。

彼の決断にとやかく言うのは、誰が何を好きでも文句なんて言われない社会、または世界と言う理想に反するので何も言う事はありません。

それこそが、好み一つで差別されてきた人々が目指してきたものなのですからね。

しかしとあるお昼のニュースバラエティー番組で、この初音ミクと結婚した男性が単に「ありえない、気持ち悪い人」として取り扱われてしまいました。

この番組の一部出演者はヤバイ空気を感じ取ったのか黙ったり男性を擁護したりしていましたが、それ以外は司会も含めて批判的、と言うよりも侮蔑的かつ差別的な嘲弄する表情で男性を叩いていました。

ちなみにこの男性は私人ではありますが、該当番組から直接の取材も連絡も放送時点では受けていなかったそうです。

この初音ミクと結婚した男性を物笑いの種とし、叩く番組の雰囲気と言うのはかつて存在した「同性愛者を気持ち悪い物として叩くのが許された時代」のものとそっくりでした。

理解できないものを気持ち悪いとして否定するのは、まあ人間の感情や本能としては仕方のないことかもしれません。

しかし、進歩的な考えとしてLGBT差別撤廃に取り組んできたテレビなどのマスコミだけは、少なくとも目に見える形でそれをやってはいけないのではないでしょうか?

なぜならば、「どんな対象が好きか」で分類されるものの中でもゲイやレズなどの人だけを差別しない目で見るというのは、異常性癖などと分類されるそれ以外すべてを悪しきものとして差別する事と同じ意味だからです。

初音ミクと結婚と言うのは、多分ですが彫像愛(ピグマリオニズム)に分類されるものでしょう。

差別というものを否定するのなら、こういった報道の仕方もマスコミ自身が強く否定すべです。