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米中貿易戦争について

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最近注目しているニュースとして米中貿易戦争があります。

これは政治・経済・国際分野にまたがる問題です。米中の派遣争いと捉えることができますし、世界経済の成長に関わる経済問題と捉えることもできます。

またトランプ大統領の国内基盤強化の方策とも言えますし、習近平主席の権力争いにも関わってくると言えます。もちろん日本にも大きな影響を与えます。

この米中貿易戦争は、トランプ大統領が米国の貿易赤字を削減するという公約に基づき引き起こされました。

米国は巨額の貿易赤字を抱えていますがそのうちの最大の相手先が中国となっています。

一時期、トランプ大統領は習近平主席と良い関係を築きこの問題はそれほどクローズアップされませんでしたが、知的所有権の問題や北朝鮮問題、中国の覇権主義的な活動と相まって、最近は高関税の掛け合いによる貿易戦争の様相がいよいよ強まってきました。

現時点では米国内で物価が上がりつつあると言う影響がありますが、より大きな影響を受けているのは中国のように見受けられます。

貿易戦争により先行きが不透明になったことにより人民元が対ドルで大きく値下がりし、上海株価指数も3年ぶりの安値水準となっています。

その結果株式の時価総額で中国は日本に抜かれ世界第3位に後退してしまうと言う事態に陥ってしまいました。

しかももともと中国側の輸出超過ということもあり、関税競争に陥った場合、明らかに切れるカードの枚数は米国の方がたくさん有しています。

この問題はほどほどのところで折り合うことができれば良いのですが、本格的になってくると貿易の縮小や物価の上昇により間違いなく世界経済の成長鈍化に結びついてゆきます。

報復合戦が資本の移動規制にまで及んだ場合は企業活動の萎縮にも繋がります。

米中貿易戦争の結末のベストシナリオは最終的に中国側が折れて、中国の特異な知的財産保護やM &Aについて世界の標準的なルールを受け入れて貿易が正常化するというものだと思います。しかしほとんどこの目はないでしょう。

ワーストシナリオはこの問題をきっかけに人民元安、外資撤退、中国の資産バブル崩壊、世界経済の大幅悪化というものがあります。

メインシナリオはお互い非難をしながらも、徹底的は破滅はさけるというものです。ただし世界経済の成長力はやや下振れするでしょう。

サブシナリオはこの問題が中国の権力闘争に利用され、政変が起こるというものです。

何れにしても目の離せない問題と言えます。