ヒロニャン情報局

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生命の起源の解明を目指して

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日本の小惑星探査機「はやぶさ」が小惑星「イトカワ」から微粒子を回収して地球に持ち帰ったという世界初の偉業を成し遂げたという知らせは世界に大きな衝撃を
与えましたが、更なる偉業を宇宙航空研究開発機構(JAXA)は行っています。

それは地球から3億キロ離れた小惑星「りゅうぐう」に小惑星探査機を着陸させ、岩石などを採取するということを行おうとしています。

しかし、単に表面の岩石、砂は前回の「はやぶさ」で実現しておりますが今回のミッションは惑星内部の岩石を採取しようとしている点です。

「はやぶさ2」は2014年12月に打ち上げられました。その後順調に飛行して現在は「りゅうぐう」の高度20キロのところに位置して「りゅうぐう」を観測をしております。

8月以降になると探査機を「リュウグウ」に着陸させて、小惑星の表面を直接観測する予定です。

また、9月から10月にかけて、表面の岩、砂などを採取すること行います。今回は前回の「はやぶさ」では行えなかった小惑星の地下の物質のサンプルを採取して持ち帰るという新たな任務にも挑戦させようとしております。

それはこの「リュウグウ」には水、有機物が残っているのではないかと考えられており、この「リュウグウ」の物質が地球に持ち帰り研究することが出来れば、太陽系の誕生、生命の誕生の秘密に迫ることが出来ると考えられています。

「リュウグウ」のような小惑星は太陽の熱で高温になったことがないと考えられており、太陽系が誕生したと考えられる46億年前の状態が惑星内部では保存されていると考えられており、いわゆる太陽系の誕生の「タイムカプセル」の状態を保っているのです。

その46億年前の状態の砂、岩石などを持ち帰ることができれば、その後の地球の生命がどのように誕生したか、多くの謎に迫ることが出来ると考えられています。

すでに「はやぶさ2」は「リュウグウ」に到着してミッションを開始するための準備、観察を行っております。

物質の採取は1年から1年半かけて行います。そして、地球への帰還は2020年末を予定しております。

2020年末はオリンピックが終了した後になりますが更なるビッグニュースが日本に駆け巡ることになるでしょう。

2020年に人類の知力、体力の祭典のオリンピックが東京で行われ、年末に生命の誕生の秘密となる物質が日本に届くことになりますが、2020年が夢と希望に満ちて終ることが出来るとどんなにすばらしいことでしょう。