ヒロニャン情報局

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被害者に押しかける報道

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18日の大阪北部地震は、震度6弱という地震大国日本でもそうそうないレベルの揺れが都市部を直撃したもので、数人の死者と数百人のけが人が発生する事態となりました。

地震と言う災害そのものは言うまでもなく人間の力ではどうにもならない天災と言うもので、防ぐことは出来ません。

しかしそれに関連するものが人災であることはままあります。

震災の様な大災害が起こった時のニュースは、報道各社が現地に行かないと見えない事も確かに多いです。

しかし、それが数日前と言ういわば「ついさっき」の事と言う傷も癒えない状態の時にそれに巻き込まれてしまった被害者、犠牲者に押しかけるようなやり方が常態化しているのは以前から指摘され、ここ数年のマスコミ批判の声がさらに厳しさを増している原因の一つと言えるでしょう。

現在大きな批判を浴びているのは、共同通信のある記事です。より正確に言うと、記事の中で書かれているその取材のやり方・姿勢がその大きな批判の対象になっているのです。

今回の震災では、あるマンションの自室で85歳の男性が亡くなりました。
それに対し行われた取材と言うのが、事もあろうにそのマンションの全ての部屋の呼び鈴を押して歩くという「ローラー作戦」だったのです。

亡くなった男性以外にもその友人、怪我人やトラウマが残った人がいてもおかしくないマンションでそんなことをするのは言うまでもなくマンション住人の心を逆なでし、マンション自治組合理事に咎められつまみ出された状況が記事内で克明に描かれています。

さらにつまみ出された次の日には部外者立ち入り禁止になっていたマンションですが、その前に記者が張り付いていた事で当然ながら住人に非難の声を浴びていました。

またそれとは別に、今回の地震では小学校のブロック塀が崩れた下敷きになって女児が亡くなった事も有名ですが、それに関しあるニュース番組が犠牲者の同級生の小学生に直撃インタビューを敢行するという配慮の二文字を置き忘れたような事をやらかしています。

最後には全く関係ない政権批判にもつなげたりしています。

こんなことをやっているようでは、マスコミと言う業界そのものが人の不幸を飯の種にしているという謗りを受けても仕方ありません。

何故起こってしまった事実をありのままに報じる、というので済ますのは出来ないのでしょうか?

被害者の傷口に塩を塗り込んでまで報じなければならないマスコミの使命とは、本当に存在するのでしょうか?