ヒロニャン情報局

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東京都、5歳女の子の虐待死ニュース

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東京都で起こった児童虐待のニュースですが、
亡くなった子供の手紙が公開されました。

そこには、5歳の女の子の悲痛な叫びが綴られていました。
いったい、どんな思いでその手紙を書いたのかと思うと
胸が締め付けられます。

ニュース映像で見る女の子はとても愛らしく微笑んでいます。
本来なら親の愛情に包まれて毎日笑って過ごしていていいはずなのに、
何故こんな悲惨な事件がまた起こってしまうのか。

ニュース記事を読み進んでいくとさらに怒りが湧いてきました。家族という密室の中で行われる虐待事件は立証が難しいということです。

今回、警察が女の子の手紙の公開に踏み切ったのは、そういった難しさの
中、女の子の置かれた劣悪な環境、切迫した状況を自らの言葉で示した
重要な証拠と判断したから、ということです。

女の子が置かれたそれまでの経緯を見てみると、
何度も児童相談所に保護されており、香川から東京に引っ越した際も、
児童相談所間での引継ぎは行われていました。

「自宅訪問しても、会わせてもらえなかった。」
「小学校入学前の説明に訪問した際も会わせてもらえなかった。」と、
記録を見れば、多くの介入の後が確認できます。

ここまで回りの大人がかかわっていながら、何故助けることができなかった
のでしょうか。突き詰めていくと、そこには法の壁による問題が見えてきます。

まず、児童相談所と警察の連携がとれていませんでした。虐待事件は
児童相談所が解決するものであると法律でそうなっているため、
警察に協力を頼むのは、児童相談所のメンツが立たないといったり、他機関と
一緒にやるのは面倒くさいといった縦割り社会が生んだ歪が見えてきます。

情報共有も法律で決められていないのならやらないということらしいです。
一体何のための児童相談所なのでしょうか。

こうまで児童虐待が毎日起こっていて、近所の人や一般の人たちの意識は
高まって、素早く通報もなされているはずなのに、肝心の児童相談所が
これでは救える命も救えません。

法律にないからできないというのであれば、一刻も早く法改正をするべきだと
思います。しかし、識者が法改正の要望をしても厚生労働省が拒否しているとのこと。

国として、一刻を争う問題だと認識して法改正によって、警察の介入、
情報共有を義務付けてほしいと思います。

虐待死は、わかっているだけでも年間100人近くともいわれているらしいです。
少子高齢化問題を議論するならまず一番先に、救えるはずの命を犠牲にする
この児童虐待問題の根本的な解決に乗り出してほしいと思います。