ヒロニャン情報局

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加計学園問題における虚偽報告が新たな火種となっています。

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学校法人、加計学園の獣医学部設置の問題がくすぶり続けています。
先日、安倍首相と加計学園の理事長が面会していたとする報告書を愛媛県に続き今治市が発表したばかりです。

この報告書の元となったのが、加計学園関係者と県や市の職員が出席した、当時の首相秘書官柳瀬唯夫との面談です。

この面談において加計学園関係者が、安倍首相と加計理事長が面会していたとする報告を行ったと、5月26日に発表しました。

このニュースで野党側はさらなる安倍政権への追求を開始しています。一方、安倍首相は、加計学園への獣医学部設置の認可前に加計理事長から話は聞いていない、とする従来の説明を変えていません。

一方、虚偽の説明を受けた形となる愛媛県の中村知事は、謝罪も記者会見もしていない加計学園側を強く批判しています。

状況は以前にも増して複雑になっています。
まるで、安倍首相と加計理事長が会っていないことにするために、虚偽報告したとあとづけで説明しているようです。

仮に本当に加計学園側が虚偽報告していたのなら、この問題がニュースとなった1年前になぜ報告しなかったのか、疑問を抱かずにはいられません。

さらに問題なのは、加計学園側が虚偽報告をしていたとすれば、この虚偽報告に基づいて獣医学部設置の許認可を受けたという点です。

実際、愛媛県からは10億円以上の補助金が投入されているので、補助金不正といった問題にも問われかねません。

加計学園問題と並んで問題視されている森友学園問題では、森友学園の籠池理事長夫妻が補助金の不正受給や詐欺罪の容疑で特捜検察に逮捕され、300日に及ぶ勾留を受けたばかりです。

加計学園も虚偽報告で補助金を得ようとしていたのであれば、詐欺罪に問われて当然だと考えられます。

ただ、実際にこの問題が森友学園問題のような刑事事件化することはないような気がします。そもそも特捜検察は国会で虚偽答弁した財務省の元理財局長の立件を見送っており、決定的な証拠がない限り動かないと見るべきです。

加計学園問題は泥沼化したまま真相解明されないような気がします。
ここ1年近く現在のような状況は続いていますが、安倍政権の支持率は決定的には低下していません。

国民の多くはこの問題にうんざりしながらも、既に慣れきっているので、これ以上大きな騒動にはなりそうもありません。

森友学園や加計学園問題の影響で安倍首相の自民党総裁3選の道が危うくなった、と指摘するニュースもあります。

たしかに石破元幹事長や岸田政調会長らポスト安倍を目指す有力政治家は政権を批判する発言をしています。


ただ、安倍首相と加計理事長が面会していたとする物理的な証拠が存在しない以上、安倍首相が自発的に引退する可能性は少なく、安倍政権はまだ続くように思われます。