ヒロニャン情報局

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北朝鮮が変化?

昨年の2月、マレーシアの国際空港において起きた金正男殺害事件は、まだ記憶に新しいと思います。

管理体制が整っている国際空港において、白昼堂々と犯罪が行われ、そのときの映像が全世界に流れたのですから、あまりの大胆不敵さに衝撃を覚えたものです・・・。

金正恩氏が北朝鮮の指導者に抜擢された時点において、金正男はこれからどうなるのだろうと、素人判断ながらも一抹の不安を感じていました。

そして、それから6年後、暗殺事件が起こりました。以前から分かっていたことですが、金正恩氏の極悪非道ぶりが全世界であらためて認識された事件だったように感じます。

その中にあって、金正男の長男である金漢卒(キム、ハンソル)氏をテレビで見たときは、その知的な印象に驚きました。ネットで検索すると、フランス屈指のエリート校である「パリ政治学院」を卒業し、イギリスのオックスフォード大学に進学が決まっていたと言います。

金一族と言えば、核ミサイル開発や親族の粛正など、暴力的な独裁者の印象が拭えません。しかしながら、ハンソル氏のような優秀な人物がいたことを考えると、どこかほっとしたのを憶えています・・・。

さて、6月12日、シンガポールにおいて米朝首脳会談が開催されることが決定しました。昨年までの米朝首脳同士の言動からは、想像もつかないことです。

それにしても、物事の進展があまりにも早すぎて、心配になってきます。平昌オリンピックにおいて、米国のペンス副大統領のはす向かいに並んで座った、妹金与正氏の姿。

板門店においての南北首脳会談では、韓国大統領と手を取りながらお互いの国を行き来するという、融和ムードの演出。

党委員長就任後、初の外交となった突然の中国訪問。そして、習近平国家主席との笑顔の会談。

これまでの北朝鮮の印象からは考えられないことばかりで、頭がついていかないというのが本音です。

金正恩氏と言えば、今までは、暴力的で孤立した若者と言った印象を抱いていました。

ところが、いろいろなニュースを通じて実際の人物像を覗いて見ると、知的な戦略を計画し、それを実際に行動に移す力も併せ持つ、優れた人物だと見て取ることができます。

さすがに、仏教や儒教の教えを大切にしているだけのことはあります。またそれと同時に、この70年近い間、大国に挟まれながら生きながらえてきた、知恵のようなものを感じます。

普通に考えれば、このままでは北朝鮮の存続自体が危うく感じます。しかしながら、今年に入ってからの金正恩氏の言動を見ていると、平和的な解決の実現性が高まっているのは事実でしょう。